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本プロジェクトは、目下、将来的な課題、または、可能性として想定さ
れる−沖縄の米軍基地が整理縮小・撤廃されるプロセスを「地域の脱軍事
化」として把握し、この過程における「地域」概念のダイナミズムを手が
かりに、社会、文化、エスニシティ、環境、政治、経済といった、多様な
視角からの学際的な研究活動・政策提言を推進するものである。 基地
問題に関する既存研究においては、平和や法の下の平等などの普遍的価値
の重要性や、基地を押し付けられる側の従属性が強調される一方、基地と
向き合う彼らの「選択権」とその基盤としての地域的主体性を必ずしも尊
重してこなかった。また、この「地域」が分析対象となる場合、その意味
内容は、県や市町村区などの行政区分に基づく地理的な属性や、〈沖縄−
本土〉というステロタイプ的な二項対立の図式に過度に拘束されることが
多かったのである。
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